エルメスのライバルは実は日本のあの企業なんです。
あるインタビューでエルメスにライバル企業はどこですか?と質問した記者がいました。
会場にいた誰もが「ルイ・ヴィトン」やシャネル あたりの名前が出てくる事を期待した事でしょう。
でもフランス本社の社長があげた企業名は意外なものでした。
ライバルは日本の和菓子屋 虎屋です。
その理由は500年の間ずっと顧客に愛され続けてきた企業だからと真面目に答えた。
そもそもエルメスには競合に対抗すると言う考え方はない。
ルイヴィトンの様に買収を繰り返して、他業種に渡る巨大企業を目指す姿勢もない。
だから売り上げというより会社の目指す方向において創業200年のエルメスが
ライバルとして名前を挙げたのが創業500年を超える虎屋だったんです。
信じられないんですが、この話をきいた虎屋の黒川光博社長の反応がおもしろい。
どういうことだろう? お会いしてみなくては」とすぐにフランスに飛び2人は対談をしています。
それが元で今でもこの2社は商品開発などで協力をしたり、パリや東京でそれぞれの会社を訪ねたり、と40年近く親交を続けています。
発祥の国も扱う商品もまったく異なるこの二つの企業の物語は
老舗の流儀という本にもなっています。
歴史ある会社が伝統を守りながら新しいことに挑戦する事はそんなに簡単なことではありません。
あまり知られて無い話ですが あのエルメスですら、新しい商品を出しても、成功するものと失敗するものとがあるそうです。
でもその時その時代で変えていいこと、いけないことを真剣に考えてきたからこそ、今につながっているんだと思います。
老舗の真髄を見た気がしました。
実際のところ、世界で創業200年を超える会社は5600社、日本には創業200年を超える企業が3100社、その半分以上を日本が占める。
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エルメス 歴史
エルメスは、フランスを代表する世界一の高級ブランドであり、世界的に有名なケリーやバーキンなどの大ヒット商品が有名です。
エルメスの歴史は非常に古く、180年の歴史があります。
エルメスの創業は1837年、ティエリ・エルメス(Thierry Hermès)によってパリに創業されました。最初は馬具や乗馬用品の専門店でした。
ティエリの息子であるシャルル=エミール・エルメスが事業を継承し、馬具や皮革製品の製造を世界中に拡大しました。
20世紀初頭にエルメスは第一次世界大戦などの影響を受けつつも、その品質と職人技術の評判を高めていきました。その後も、馬具や皮革製品の製造を主力として続けました。
20世紀に入るとファッションブランドへの展開を始めます。エルメスはバーキンやケリーなど人気のファッションアイテム、またレザーグッズやスカーフなどのアクセサリーが人気になっていきました。
特に、エルメスのバッグ「ケリー」や「バーキン」は世界中のセレブからの注文が殺到しました。
エルメスは創業以来ずっと家族経営でしたが、1978年に株式上場をし、上場企業としての地位を確立しました。
ラグジュアリーブランドとしての成長。 エルメスはその優れた職人技術と高品質な素材を活かし、世界中でラグジュアリーブランドとしての地位を確立しています。馬具から始まった歴史を生かし、バッグなどの皮革製品、財布、アパレル、アクセサリー、香水、時計など、幅広い製品ラインナップを展開しています。
現在でもエルメスは世界中にブティックを展開し、世界一の高級ブランドとしての地位を維持しています。
エルメスの製品は全て手縫いで仕上げられていて贅沢で優雅な商品として、世界中のセレブリティや芸能人はもちろん一般人にも愛されています。
エルメスの歴史は、高品質な製品と職人技術に支えられ、ラグジュアリーなトップブランドとして洗練されたイメージに根ざしています。