壊れていても大丈夫！傷んだケリースポーツGMを高価買取♪

【写真①】バッグ全体がふにゃっと潰れたように型崩れしており、正面のラインがまっすぐでなく、使用や保管によるクセが顕著に出ています。底の広がりも左右非対称になっており、やわらかくなりすぎた印象です。

【写真②】ショルダー付け根がちぎれて完全に分離。

縫い目から中の繊維がむき出しになっており、革も破れて今にも崩れそうな状態でした。通常使用が難しいほどのダメージですが、希少モデルのためしっかりと評価しました。

【写真③】バッグ外側には広範囲にわたるスレ・黒ずみがあり、表面に小キズや薄汚れが目立ちます。ふくらみ部分は型崩れも起きており、保存状態の悪さが感じられる状態でした。

エルメスのケリースポーツGMに採用されている「ターンロック式金具」の接合部分。レザーに直接取り付けられたゴールドカラーの金具は、ケリースタイルの象徴とも言えるパーツですが、写真をよく見ると、長年愛用されてきたことを物語る“時間の跡”が随所に見られます。

まず目に留まるのは、金具表面に無数に走る細かな擦れ跡。これらは日常的な開閉動作や保管時の摩擦によって自然に生じたものです。特にターンロックの根元周辺には、うっすらとした色ムラや光沢のムラが現れており、**新品時のシャープな輝きとは異なる“味のあるツヤ感”**へと変化しています。

また、ストラップ側のプレート（開閉穴のある金具）には、四隅のビスまわりにごくわずかな変色が見受けられます。これは金属特有の酸化によるもので、長年の空気や湿気との触れ合いがもたらした自然な経年変化といえるでしょう。レザーの縫い目とのコントラストもまた、古き良きヴィンテージらしさを演出しています。

全体的に見ると、こうした変化は「劣化」ではなく「熟成」と捉えるべきかもしれません。新品同様の状態を重視する方もいらっしゃいますが、こうした“時を経た美しさ”こそ、ヴィンテージ・エルメスの価値の一部として根強い人気があります。

買取タマでは、このようなコンディションのお品も「しっかり価値を見極めて」査定しています。他店で「古すぎる」「金具にキズが多い」と評価されにくいアイテムでも、私たちは一点一点を丁寧に査定し、長年使い込まれたバッグの“歴史”まできちんと評価いたします。

【写真④】ロゴ刻印の周囲にテカリと乾燥ジワが広がっており、レザー本来の風合いが失われています。使い込まれた証ではありますが、美品と比べると明確な使用感あり。

【写真⑤】底面がたわんで型崩れしており、角には目立つスレと汚れが集中しています。バッグの自立が難しいほど柔らかくなっており、経年劣化の進行が見てとれます。

【写真⑥】内装全体にカビが広がっており、特にファスナーポケット周辺には濃い白カビが密集。布地も変色しており、衛生的な問題も懸念されるほどのコンディションでした。

👜 内側から伝わる「時間の経過」と「素材の変容」

この写真は、エルメス「ケリースポーツGM」の内側を写したものです。ファスナーポケットの内部から本体の底部にかけて、黒い内装素材に広がる白っぽいムラやザラついた質感が目を引きます。一般的には見落とされがちな内側のコンディションですが、実はバッグの保管環境や素材の特性がもっとも現れやすい場所でもあります。

注目すべきは、レザーのように見える内張り部分の“全体的な質感の変化”。新品時はしっとりとした均一な質感だったはずが、年月を経たことで一部に粉を吹いたような外観や、べたつきを伴う光沢のムラが見受けられます。これは単なる汚れではなく、素材そのものが“時の経過”に反応して生じた表情の変化と考えられます。

特にファスナー周辺やポケットの縁には、内部から染み出したような色ムラが広がっており、わずかな湿気や温度差、空気中の成分と反応して変質が進んだ兆候が感じられます。このような変化は、特定の年代に製造されたモデルでよく見られ、まさに「その時代のエルメス」を物語る特徴のひとつとも言えます。

状態としては決して良好とは言えないものの、こうした**「エルメスらしさの時間的証拠」**とも言える劣化が逆にヴィンテージファンの心を打つことも。外側が比較的きれいに保たれていても、こうした内側の変化があることで、よりリアルな“長年の愛用の記録”が刻まれているのです。

私たち買取タマでは、このような状態でも決して一律の減額対応はいたしません。バッグの「個性」や「歩んできた時間」まで価値として評価し、しっかりと買取価格に反映いたします。他店で「内装劣化＝大幅減額」とされるケースでも、ぜひ一度ご相談ください。

【写真⑦】金具のコーティングが剥げ、細かなキズが全体に散見。ネジのゆるみもあり、開閉部分の安全性に支障が出かねない状態でした。

【写真⑧】ショルダーベルトに多数のひび割れがあり、部分的に革がめくれて乾燥が進んでいます。折れ曲がる部分の革が固くなり、裂けやすくなっている状態です。

【写真⑨】革表面が毛羽立ち、スレにより色もまだらに変色。全体に乾燥しており、クリーム等の保湿ケアでも追いつかない劣化が進行しています。

【写真⑩】側面から見ると、バッグ全体が内側に湾曲しており、ストラップの垂れ下がりも極端。革の張りがなくなり、使用年数の長さを物語っています。

【写真⑪】（再掲）全体的にスレや光沢ムラがあり、角の沈み込みも目立ちます。長年の使用で革が柔らかくなりすぎ、バッグ全体の立ち姿にシャキッとした印象がありません。

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