【鑑定士監修】デマントイドガーネット×ダイヤのリングを高価買取しました！
鑑定士
こうした宝石は、たとえ多少のダメージがあっても資産価値が落ちにくいため、今後の売却を検討されている方にもおすすめできるアイテムです。
鑑定士
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目次
💎 デマントイドガーネットとは？
デマントイドガーネットは、ガーネットの中でも特に鮮やかな緑色を持ち、ダイヤモンドに匹敵する強い輝きが特徴の希少石です。その名は「ダイヤモンドのような輝き」を意味するオランダ語「デマント（Demant）」に由来しています。
この石の魅力は色だけでなく、「ホーステール」と呼ばれる繊細な内包物にもあります。これは他の宝石には見られないデマントイド特有のもので、天然の証としてむしろ価値を高める要素にもなります。
主な産地はロシア・ナミビアなどですが、採掘量は限られており、市場に流通する数も多くはありません。そのため、状態が多少悪くても高値で取引されるケースが多く、資産価値の高い宝石として近年再注目されています。
📈 今回の商品、買取相場の目安（状態別）
以下の6枚の写真は、実際にお預かりした商品の状態です。全体的にキズが目立つ状態でしたが、しっかりと価値を評価し、高価買取に繋がりました。
全体に小傷と擦れあり。使用感が見られます。
ガーネット表面に細かいチップとスクラッチ。
ダイヤにフェザー状のキズと小さな欠けあり。
爪周辺に当てキズと若干のゆがみ。
裏面にスレや浅いあてキズあり。
全体的にB〜Cランク相当の状態。
💰 買取価格
100,000円
🔍 査定ランク
当店査定ランク：Bランク（やや使用感あり、細かなダメージあり）
📦 製品情報
- 素材：K18ホワイトゴールド
- 使用石：デマントイドガーネット0.41ct、ダイヤモンド0.21ct
- サイズ：#11（約11号）
- 重量：約2.8g
- 製造年：不明（推定2000年代）
👑 鑑定士コメント
ガーネットに見られるわずかなチップや、脇のダイヤの傷などダメージはあるものの、デマントイド特有の輝きが非常に美しく、希少性も高いため高評価となりました。丁寧に鑑定し、お客様にもご満足いただける金額でのご案内となりました。
🗣️ お客様の声
「ガーネットのリングはもう古くて、しかも細かいキズもあったので売れるか不安でした。
でも丁寧に見てくださって、しっかり評価してもらえて安心しました。
デマントイドガーネットの価値や希少性なども説明してもらえて、納得して売却できました！」
（40代 女性・東京都）
📈 今回の商品、買取相場の目安（状態別）
| ランク | 買取相場 |
|---|---|
| Sランク（未使用） | 〜180,000円前後 |
| Aランク（美品） | 〜145,000円前後 |
| Bランク（やや使用感あり） | 〜120,000円前後 |
| Cランク（使用感・キズあり） | 〜50,000円前後 |
| Dランク（劣化・破損あり） | 〜30,000円前後 |
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🔍 デマントイドガーネットの種類とは？
デマントイドガーネットは、単一の鉱物名ではありますが、産地や内包物、色味の違いによって大きく印象が異なる奥深い宝石です。流通する個体には個性があり、一つとして同じものは存在しません。
特に有名なのがロシア産とアフリカ産（ナミビアなど）。ロシア産は落ち着いた黄緑系の色合いに加え、「ホーステール・インクルージョン」と呼ばれる美しい模様が確認できるものが多く、コレクター評価が非常に高い傾向にあります。
一方でアフリカ産は、より濃く鮮やかなグリーンが特徴。インクルージョンが少なくクリアな輝きを放つ個体が多いため、ジュエリー向けとして人気があります。目的や好みによって「味わい深いロシア産」か「宝飾映えするアフリカ産」か選ぶのも楽しみのひとつです。
また、色味は黄緑〜青緑まで幅があり、彩度や透明度によって評価も大きく変動します。一般的な基準だけでなく、石そのものの“個性”を見抜く鑑定力が求められる石でもあります。
📈 デマントイドガーネットの人気と価値が高まっている理由
デマントイドガーネットは、ここ数年で急速に注目を集めている「緑の宝石」です。その人気と価値の高まりには、単なる希少性以上の理由がいくつも存在します。
ひとつは、「色石ブーム」の到来</strong。ダイヤモンド一辺倒だった市場に、個性のあるカラーストーンを選ぶ人が増えたことで、自然な輝きと彩りを持つガーネットの中でも、ひときわ存在感のあるデマントイドが再評価されています。
また、美術館級のジュエリーにもしばしば使われる石として、ヨーロッパでの文化的評価が高いことも見逃せません。特にアンティーク市場では、ロシア帝室や19世紀のハイジュエリーに採用されていた背景から、コレクターの間で静かな人気が続いています。
加えて、世界的に「宝石を資産として持つ」という意識が高まりつつある中で、原産地が限られた希少石としての投資的価値も支持されている要因です。実際、透明度の高い美品は、数年前よりも明らかに流通価格が上昇しています。
これらの理由から、デマントイドガーネットは一度手放すともう出会えない可能性がある宝石として、今後ますます価値が高まっていくと予想されています。
💰 デマントイドガーネットの買取相場一覧（キャラット・品質・産地別）
デマントイドガーネットは、石の大きさ（カラット数）や透明度、内包物の状態、さらには産地によっても価格が大きく変動します。特にホーステール・インクルージョンが美しく現れたロシア産のものや、深いグリーンが魅力のナミビア産などは高額査定の対象となります。
以下の表は、おおまかな目安として当店が参考にしている相場感です。状態やリング・ネックレスなどのデザイン性によっても価格は上下しますので、あくまで参考価格としてご覧ください。
| キャラット数 | 品質（透明度・内包物） | 産地（推定） | 買取相場 |
|---|---|---|---|
| 〜0.2ct | ややインクルージョンあり・色味淡め | 不明〜ロシア以外 | 〜36,000円前後 |
| 0.3〜0.4ct | 透明感あり・やや黄緑系 | ナミビアなどアフリカ圏 | 45,000〜84,000円前後 |
| 0.5〜0.7ct | ホーステール含む・やや深めの緑 | ロシア産（旧ソ連圏） | 90,000〜144,000円前後 |
| 0.8〜1.0ct | 高透明・色のり良好・内包物少 | ナミビア産（近年流通） | 165,000〜234,000円前後 |
| 1.0ct以上 | 希少・高彩度・高い輝き・ジュエリー加工向き | ロシア（証明あり）または色味特上 | 270,000〜360,000円前後 |
なお、リングやネックレスにセットされている場合は、地金の種類（K18やPtなど）や脇石の有無も大きく影響します。デマントイド単体での価値と、ジュエリーとしての価値は別物として扱われるケースもありますので、査定の際は総合的な評価がポイントとなります。
🌍 デマントイドガーネットにまつわる海外オークション＆著名人ネタ
💰 オークションでの高額落札事例
- 2008年 クリスティーズ香港：
5.5ctのロシア産デマントイドガーネットリングが、約170,000ドルで落札。通常の市場価格を大きく超える金額で注目されました。 - ボナムズオークション：
2ctを超える大粒のデマントイドが登場。希少性の高さと透明度の美しさから、専門家・収集家の間で話題に。 - グロガン＆カンパニー：
デマントイドを用いた19世紀の蝶モチーフブローチが、予想の4倍近い31,250ドルで落札されました。
👑 著名人や有名ブランドとの関わり
- エリザベス・テイラー：
デマントイドとダイヤのコンビネーションリングを愛用。彼女のコレクションの中でも希少石として知られていました。 - スウェーデン王室：
デマントイドガーネットを使用したティアラが存在し、その気品ある輝きで式典などに登場することも。 - ティファニー社デザイン：
ジャン・シュランバージェが手がけた、デマントイド×ルビーのベリーブローチが16,250ドルで落札。宝飾ブランドもこの石を高く評価しています。
デマントイドガーネットは、見た目の美しさだけでなく、歴史的・文化的背景や芸術性の高さからも世界中で注目されており、ジュエリー愛好家やコレクターにとって憧れの存在です。
