ブランド先生:30万円するブランドバッグが中国製だったらどおー思いますか?
ブランド先生:プラダ君、ここにイタリア製って書いてあるけど製品は全てイタリアで作ってるの?
プラダ店員:いやー、全部って訳ではありませんねー。
プラダ店員:イタリアでは海外で縫製までした物をイタリア国内でアイロンと梱包をすればMade in Italy って刻印をつけて良い事になってるからね。
ブランド先生:プラダのバックが一部、中国やトルコで作ってるっていうウォールストリートジャーナルの報道は正しかったんだ。
プラダ店員:プラダだけじゃありませんよー。Made in Franceも同じなんで多くの高級ブランドが、生産量を増やすためにより安価な方法を模索しています。
ブランド先生:本当ですか?なんかズルいですね。
プラダ店員:
でも、それって悪いことですか?
あなたのiPhoneだって中国製で、それでもプレミアムなスマホと見なされていますよね。
ブランド先生:まあ、確かに。でも革製品はスマホより職人技を必要としますよね?
プラダ店員:
技術という事であれば90年代にイタリアには中国人移民が大量にやって来て、彼らは今やイタリアの高級品製造業には不可欠な人材となっています。
中国製に否定的な意見があるのも知っていますが、中国人が作ったからと言って品質が低いという事にはなりません。
ブランド先生:
私達の日本のアパレル製品は縫製した場所を「Made in ○○」で示さなければいけません。
例えばユニクロが梱包だけを日本国内で行ってMade in JAPANと記載する事は出来ません。
顧客に対して極めて透明性を保つこともブランドの責任だと思うんですけど。
プラダ店員:では、こちらの中国製の高級バッグ買うのやめときますかー?
ブランド先生:一言で言えば 絶対に買います。