みなさんは、ピンクサファイアやイエローサファイアをお持ちでしょうか。
貴金属としての価値も非常に高い2つの宝石は、使用しなくなった後もリサイクルショップで高く売れる商品として人気を博していることから、高額買取をしてくれるショップも多くなっています。しかし、全てのピンクサファイア及びイエローサファイアにおいて高額買取をしてくれるわけではありません。
本記事では、どのようなピンクサファイア及びイエローサファイアがリサイクルショップで高く売れるのかについて徹底解説します。
目次
ピンクサファイアとは
ピンクサファイアは、鉱物の種類の1つであるコランダムに該当します。
コランダムは、ダイヤモンドに次いでモース硬度が高い鉱物として認識されており、その中でも赤色がルビーとして識別され、それ以外の色合いの鉱物についてはサファイアに該当します。
コランダムという鉱物は基本的には無色透明ですが、鉄・チタン・マグネシウム・バナジウム・クロムといった不純物の違いに起因して色調が変化します。
サファイアであればブルーの宝石が一般的ですが、サファイアには様々な色合いが存在しておりそのうちの1つがピンクサファイアなのです。
イエローサファイアとは
イエローサファイアも、ファンシーカラーサファイアの1つとして認識されています。
基本的な情報は上述した、ピンクサファイアと同様ですがコランダム輝きに豪華な色合いであるイエローカラーが付与されているサファイアであり、ブルーサファイアとは全く違う独特の魅力が特徴的です。
サファイアの誕生石について
サファイアは、9月の誕生石として認知されています。ピンクサファイアやイエローサファイアも含めて、9月の誕生石なのです。従って、他の宝石と比較するとたくさんのカラーバリエーションから選ぶことができます。
宝石言葉は慈愛・誠実・徳望となっており、サファイアを身につけることによって自信を持つことができ、成功を収めることが可能であるとされています。また、日常生活におけるイライラや心配事を軽減することができるとされており、人を愛して真実を探求して貞節を守る能力が与えられるとされています。
ピンクサファイアの価値について
リサイクルショップで高く売るためには、ピンクサファイアの価値が高くなければなりません。
ピンクサファイアでは、ピンク色の濃度が濃いサファイアや透明感が高いサファイアの方が価値が高い傾向にあります。
ピンクサファイアの価値を判断する材料として、加熱処理されているのか非加熱処理のままなのかも大きく評価対象に関与します。同一系統の色であれば、当然非加熱処理のピンクサファイアの方が価値は高くなります。また、色の風味が違うのであればより美しい方が価値は高いと言えるでしょう。
例えば、色の濃度が濃くて美しい加熱処理のピンクサファイアと色の濃度は薄いけれども非加熱のピンクサファイアのどちらが価値が高いかと言うと、その他のクォリティが同じであれば加熱処理を実施したピンクサファイアの方が価値が高くなる場合もあるのです。
色以外の価値基準は、カット・プロポーション・クラリティ(透明度)・カラット(重量)などによって違いがあります。
ピンクサファイアをリサイクルショップで売る時の相場表
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イエローサファイアの価値について
イエローサファイアもピンクサファイアと同様に、リサイクルショップで高く売るためには価値が高くなければなりません。
イエローサファイアは、色相・色調・彩度が複合性によって価値が決められ、一般時には明るく鮮やかな色合いであり、照りが良く透明度が高ければ高品質と評価される傾向にあります。
クオリティが高いイエローサファイアでは、彩度が高く鮮やかなイエローであったり、オレンジ色に近しいイエローとなっています
また、サファイアには宝石の中に異なる色が確認できるゾーンであるゾーニングがあり、ゾーニングの影響が強いと価値が低下してしまいますので、一葉の色合いである方が価値は高いと言えます。そのため、リサイクルショップで売る前に自分自身で色々な角度から確認して、ゾーニングがないかを確認することが重要です。
イエローサファイアもピンクサファイア同様に色以外の価値基準は、カット・プロポーション・クラリティ(透明度)・カラット(重量)などによって違いがあります
イエローサファイアをリサイクルショップで売る時の相場表
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サファイアの市場価値について
ピンクサファイアのルースは、高い品質を求めなければ数千円程度で入手することが可能です。しかし、色の濃度が濃くて透明度の高いルースでは、数十万円単位のものも珍しくなく、非常に品質の高い非加熱処理のピンクサファイアでは、カラット数にも起因しますが数百万円単位のものもあります。
イエローサファイアにおいても、高い品質を求めなければ数千円程度で入手することが可能ですが、全般的に数万円単位のものが多くなっています。こちらもピンクサファイア同様にサイズが大きくトップクォリティのものですと数百万円以上するものもあります。
まとめ
ここまで、どのようなピンクサファイア及びイエローサファイアがリサイクルショップで高く売れるのかについてご説明させて頂きました。
上述したように、全てのピンクサファイア及びイエローサファイアにおいてリサイクルショップにおいて高く売れるわけではありません。加熱処理及び非加熱処理の有無や色の濃度が濃いことや透明度の高いものが価値が高いとされています。また、宝石のカット・プロポーション・カラット(重量)にも大きく左右されます。また、宝石の中に異なる色が確認できるゾーンであるゾーニングがあり、ゾーニングの影響が強いと価値が低下してしまいますのでそれらにも注意しなければなりません。
みなさまがお持ちのピンクサファイア及びイエローサファイアの価値を正しくご理解いただき、少しでもリサイクルショップで高く売れることを祈っています。