シャネル店員:店長、製造コストは1000円しかかかっていないのに20万円もする、このアクセサリーよく売れますね。
店員:それにしてもお金持ちの人はなんでこんな高いものを買うんですかね?
シャネル店長:齋藤くん、こーいうロゴの目立つ派手な商品はお金持ちに売ってるわけじゃないのよ。
店員:え?20万円もするのに?
シャネル店長:実はこれは普通の収入の人や貧しい生活をしている人に売ってるんだよ。
店長:彼らの周りからお金持ちに思われたいっていう気持ちを呼び起こすデザインなんだ。
店員:じゃあ、本当のお金持ちはうちの商品は買わないって事なんですか?
店長:いいや、そーじゃなくてシャネルには2つの製品ラインがある。
1つは金持ちのためのライン。もう1つは一般のためのライン。
そこに売ってるトレーナーはおそらく一般むけだね。
このラインは高いっちゃ高いけどギリギリ一般の人でも入手できる値段で売ってる。
店員:もう一つのラインは本物のお金持ちを対象にしてるって事?
店長:そーそこにあるアクセサリーみたいに製造コストはいくらかかっても高品質にして何百万もする商品の事。この系統の人々はリスクが高いのでブランドロゴの大きな物は買わない。
目立つロゴをつけて自分をお金持ちであると証明する必要性も感じてないから。
店員:なるほど!複数のターゲットを狙うマーケティング。バリューベースプライシングですね。
店員:あ、お客様ーこちらの最新のロゴが大きく目立つバッグにご興味はないですか?